平成22年、特殊印刷のパイオニア企業である株式会社トービの代表取締役に就任しました。昭和35年、大阪の船場で薬種商として身代を築いていた私の祖父が、知人から小さな町の印刷会社を譲り受けてスタートしたのがトービのルーツ。現在では年商20数億円の中堅企業に成長しています。化粧品の容器などに使われている特殊なフィルムパッケージの印刷に特化し、世界で初めて「蒸着シュリンクフィルム」を商品化するなど、高度な技術力を武器に発展してきたトービは、メイドインジャパンの高品質なモノづくりに貢献していると自負しています。自身の設立した、株式会社オフィスてらたにの代表取締役も務めています。
アナウンサーから実業家へ
NHKを独立してまもなく、家業でもある特殊印刷のパイオニア企業トービの仕事にも少しずつ関わるようになり、平成22年10月、代表取締役社長に就任しました。それまでの放送業界での経験を活かしつつ、家業として代々受け継いだ会社の責を担うことになったのです。平成29年末には、本社を祖父にゆかりの大阪船場の中心部、道修町に移転。これを第二の創業と位置づけ、気持ちも新たに、全社員一丸となって社業の発展のため奮励努力しています。
特殊印刷のパイオニア企業として
トービはもともと、大阪船場の薬種商として成功し身代を築いた私の祖父が、京橋にあった町の印刷工場を知人から譲り受けて始めた会社です。当初は一般的な紙のオフセット印刷を手がけていましたが、昭和40年代からフィルムの印刷に転換し、熱を加えれば縮むシュリンクフィルムや、絵柄を容器に写し取る転写箔など、特殊な分野で成長してきました。
世界で初めて「蒸着シュリンクフィルム」を商品化するなど、数多くの特許を保有する高度な技術力を武器に、特殊印刷の分野でパイオニア的な役割を果たしてきたと言えるでしょう。と同時に、徹底した美しさを要求される化粧品パッケージの分野に特化した会社という点でも、世界的に類を見ない存在です。最新のデジタル印刷機を駆使した化粧品用の転写箔や、特殊な吊り下げ台紙の開発など、トービの先進性には定評があり、メイドインジャパンの高品質なモノづくりに貢献していると自負しています。
株式会社トービについて詳しいことはウェブサイトをご覧ください。
メディアに関する仕事も継続
NHKを退職直後、株式会社オフィスてらたにを設立し代表取締役社長に就任しました。こちらは、私のアナウンサーやプロデューサーとしての活動などをマネジメントするもので、いわば個人事務所です。広告代理店や制作会社としての機能もあわせ持ち、番組や各種イベントなどの企画制作からスタッフの派遣まで、メディアとその周辺事業について幅広く対応しています。どんなことでもご用命ください。
株式会社オフィスてらたに大阪本社
〒541-0045 大阪市中央区道修町1-5-18 朝日生命道修町ビル8F
TEL 06-6201-6381 FAX 06-6201-6382
東京事務所
〒105-0004 東京都港区新橋5-20-3 新橋STビル5F
TEL&FAX 03-3438-0844
どこにもないカルチャースクール
株式会社オフィスてらたにの設立に伴い、教育関連事業として立ち上げたのが、「京橋オンリーワン学園・寺谷一紀アナウンスアカデミー」です。私自身が教える少人数性のカルチャースクールであり、朗読ボランティアなどに積極的に出かけたり、地域FMの番組で朗読の生放送にチャレンジしたりと、どこにもないユニークな特色を持っています。もちろんアナウンサーの養成も行なっており、個別指導に近い形で丁寧に指導していることもあってか、多くの局アナや契約キャスターを輩出しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
不動産経営など多角化する事業
平成27年、大阪の京橋に「京橋イーストガーデン」という賃貸マンションを竣工しました。JR環状線・JR東西線・京阪本線・大阪市営地下鉄鶴見緑地線の四線が乗り入れる大阪東部のターミナル京橋駅から西に徒歩5−6分の好立地にあって、周辺は静かな住宅街、目の前には深夜まで営業している大型スーパーと家電量販店があるという、理想的な住環境です。かなり広めのワンルームが主体というのも周辺の物件にはない特色であり、転勤の多い企業の単身者住宅としても人気です。詳しくはウェブサイトをご覧ください。